英語を生かせば未経験でも採用されやすい事務仕事は?

英語が話せる日本人は貴重

英語は、世界共通の言語とされ、グローバル化に伴い、日本においても、英語の必要性が強く言われるようになりました。そして、現在では、小学生からの英語教育も必要であるとされています。しかし、日本人にとっては、英語は難しいものという先入観がある人が多く、また、その教育方法にも問題があると専門家も指摘しています。そうした背景から、現在社会人として働いている世代においては、英語に抵抗感のある人も少なくないのではないでしょうか。

 

こうした日本人の英語能力の低さは、世界レベルでも深刻なものと言われています。比較的英語に興味があり、英語が話せるという日本人が、TOEFLを受験した平均スコアは、TOEFLの平均である500点となっています。これは、アジア21カ国の中で18位と低く、日本人の英語に対してだけの能力の低さが、ここに現れ出ています。

 

このように、日本人にとって、英語とは、必要性を感じながらも、そのレベルは改善されておらず、難しい分野だとされている傾向があります。その為、帰国子女、留学経験がある、英会話学校に通っている、英検を持っているといった、英語に関するコメントが履歴書に記載されているだけで、企業の人事は目を引きます。それだけ、英語に触れているという事は、日本においては、貴重な存在という事が言えるのです。

英語を必要としている貿易事務

Aさんは、留学経験を生かせる仕事として、現在、貿易事務として働いています。Aさんが貿易事務を選んだのは、派遣会社の紹介でした。当時Aさんは、留学から帰ってきたばかりで、アピール出来る事は英語だけ。それでも、派遣会社はAさんを貿易事務に推薦しました。

 

貿易事務は、貿易知識を必要とする仕事です。海外とのやり取りが主となっている為、勿論、英語の能力が必要となる仕事です。しかし、そのほかにも、貿易事務に必要なスキルがあります。商品の卸業や受発注、資料作成、運送配送の手配などの営業事務的な仕事、代金の回収、支払いなどの経理事務的な仕事、関税や消費税の納付、輸入輸出に関わる通関手続きなどの貿易知識が必要です。更に、こうした仕事には、パソコンスキルを必要としています。

このように、貿易事務は多くのスキルを必要とします。では、なぜ未経験のAさんが、貿易事務に推薦されたのでしょうか

 

それは、Aさんが英語を話す事が出来るという点でした。貿易事務は、貿易知識や経理処理、営業アシスタント能力など、必要なスキルはあるものの、こうしたスキルにおいては、仕事をする上で十分身に付ける事の出来るものとなっているからです。それに比べて、英語は、今すぐ身に付けられるスキルではありません。言葉ですから、一人一人使う表現が若干違う事があります。そうした事に対応する為のスキルとして英語を話す事が出来るという事が、他のスキルよりも優先されたという事なのです。実際に、貿易事務は、高いスキルを必要としていますが、未経験からでも採用されやすい仕事となっています。それは、Aさんの場合のように、英語という即戦力が何よりも重要だからなのです。

その他の事務職

英語を話せる事が有利になる事務職には、そのほかにも幾つかあります。

英文事務は、資料作成やデータ管理、電話対応といった一般事務の仕事を、英語を使って行う機会があるものとなっています。海外とのやり取りの多い企業での採用が多く、英語での電話対応やメール処理などを任される仕事です。このスキルに経理のスキルを加えた英文経理事務においては、日本会計基準のものを英語処理したり、米国式会計方法で処理したりする為に、英語のスキルを必要とされています。英会話に加え、読み書きのスキルが必要になる仕事です。また、秘書においても、英語を必要としています。そして、英語のスキルを十分に活用出来る事務職に、通訳と翻訳の仕事があります。通訳と翻訳も、事務職として扱われています。通訳においては、企業での外国人客への通訳、外国人上司の秘書、テレビの同時通訳、観光ガイドといったものがあります。英語を重要視している為、仕事におけるスキルが無くても、比較的採用されやすくなっています。翻訳では、海外のテレビや映画などの字幕翻訳や書籍の翻訳、海外生産の製品マニュアルや企業文書などの英語を日本語にする翻訳、逆に、日本の製品などを海外へ輸出する際の英語への翻訳といった仕事があります。

これらの事務職には、その仕事に伴うスキルも必要になりますが、貿易事務同様、英語が話せる、英語を使えるという事が、採用の際に優先されています。その為、未経験でも採用されやすくなっています。

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スキルアップで働きたい方向へ転職

英語を生かせる仕事では、それぞれにスキルを加えて行く事で、キャリアアップする事が可能になっています。

Aさんも、現在、貿易事務として働きながら、翻訳の学校に通い、その技術を習得しています。将来的には、翻訳の仕事をしたいと考えているそうです。その理由は、英語を生かせる仕事の中で、唯一、翻訳の仕事だけが在宅で出来る仕事だからです。Aさんは、結婚して子供を持ったら、家庭に入りたいという思いを持っています。しかし、働きたいという気持ちも持っています。それを両方満たせるのは、在宅での仕事です。在宅の仕事は内職などがありますが、折角留学して得た英語を生かしたいと考えています。その為、翻訳の仕事に転職したいと思うようになったそうです。翻訳の学校を卒業したら、貿易事務で培った営業のスキルを武器に、独立開業したいというのが、Aさんの今の夢だそうです。

 

将来、翻訳者として活躍したい人には

 

このように、英語を使った事務職は、スキルを重ねていく事で、キャリアの幅を広げる事が可能です。また、業種の転向も可能です。

英文事務のスキルに経理のスキルを重ねる事で、英文経理事務として働く事が可能です。また、貿易の知識を加えれば、貿易事務として活躍出来ます。更に、英語のレベルを磨く事によって、秘書として働く事が出来るようになります。勿論、通訳としても働けます。こうした、英語を必要としている業種には、商社や外資系で多く存在します。また、TOEIC550レベルでは商社系、600レベルではIT系、650レベルでは化粧品メーカー、700レベル以上でアパレル系などの業種へ転向する事が可能です。

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